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『猫の森』リリース時期について・・と音色創りのお話

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4 月末リリースを目指して駆け抜けてきた新譜『猫の森』ですが、改めて時間が必要な状況になってしまいました。 待って下さっている皆様、ごめんなさい。 同時期リリースを予定していた絵本の完成時期が出版社さまの事情により秋頃に延期になった事(音源とは別作品になります)、そしてハイレゾ同時配信の準備のため、一旦立ち止まり、再度音色創りを深めるべく準備を進行中です。 とても大切に向き合っているので、見守っていただけましたら、嬉しいです。 今回は全8曲(ソロピアノ3曲 / ベースとデュオ5曲)、 30 分弱のミニアルバム。 作品作りをするようになってから音源制作( Mix , Mastering )に立ち合わせていただくようになり、最初から最後までエンジニアさんと共に音創りをさせて頂くことで、デジタルの世界での耳を少しずつ育ててもらっていると感じています。 私はナチュラルなピアノの音色、とりわけ年月を経てきた枯れた木の響のベーゼンドルファーの音色が大好きですが、作品創りで必須になるデジタル化するということは、多くの方に音楽を届けられる事、そして Mix や Mastering 作業で曲のイメージや伝わるものがあまりにも変化するため、演奏後のとてもとても大切な作業です。 1台1台ピアノの音色が違い、一つのピアノにも無限の表情があるのと同じように、微細な作業により信じられないほど表情が変わるので、奥深く、音源と向き合う事で日々多くを学ばせてもらっています。 今回の音色創りで1番大切にしているのは、ベーゼンドルファーの美しいそのままの音色、演奏に込めた想い。それらを纏う空気ごとを最大限に生かすことです。 そっと寄り添い、ずっと、心地よく楽しんで頂けるようとても繊細な音色を目指していますので、ぜひ、スピーカーの前で目を閉じて聴いてみて頂けたら嬉しいなと思っています。 具体的にリリース時期が決まりましたら、改めてお知らせさせて下さいね。 応援して下さる皆さま、いつもありがとうございます。