「猫の森」×「ルイの冒険」 ねこが紡いだものがたり

-----美里さんの音楽をずーっと聴いていたら物語が浮かんだので、音楽をつけてもらって、子供の頃に聴いて印象に残っている「ピーターと狼」のような、音楽劇をやってみたいのですが----


音楽物語『猫の森』制作のきっかけは、遡ること2021年3月。

ねこ専門の獣医師で絵本作家の南部和也先生から頂いた物語が、後の「ルイの冒険」という仔猫の冒険物語でした。


言葉から受け取るイメージを音で表現する作業は言葉がよりキラキラと感じられて、試行錯誤しながらも面白い経験になりました。

1曲全体を制作するというより、台本の言葉のインスピレーションからフレーズを紡ぐといった感じでの制作から。


少しずつ形になってきた頃

ここに宇野亞喜良さんの絵が付いたら・・・と膨らむものがたり。


ねこ繋がりのある宇野先生の愛猫スナコちゃんの体調の相談を受けた私は、自身の愛猫を救っていただいた経緯のある南部先生をご紹介させていただき、ねこの紡いだご縁が広がっていったのでした。


共作の田島征三さんのところにもノアールちゃんという猫ちゃんが、そして講談社の編集長さまも猫好き。


ルイという名は、物語に出てくる森をフランスに設定したことを話して、沢山保護してきた猫ちゃんたちに可愛い名前を付けるのが得意な私の母が、皆さんに覚えてもらいやすいようにと名付けてくれました。


当初は音楽劇をイメージしていたので、台本に音楽をつけてみんなで読み合わせをしたこともあるんです。

ずっとお利口に聴いているスナコちゃん。




今回のアルバムは即興的な要素が強いので、言葉と、宇野亞喜良さんのラフ画によるルイの世界に浸ることで楽曲と音色のイメージを創造してゆきました。

どれも可愛い中でも心に残っているラフ画のルイ。





今回は音楽アルバムと絵本という別々の形態になりましたが

”物語・絵・音楽”が1つになった世界もいつか表現できる機会があるといいなと思っています。

それぞれの作品がより広く皆さんへ届きますように・・・


「猫の森」2022.8 音楽配信中

「ルイの冒険」2022.9 講談社さんより発売中

2022年に音楽配信をした「猫の森」、未収録versionのお届けしたい楽曲もあるので2023年はCD化でお届けできたらと思っています。


2022年皆さまありがとうございました。

2023年も、どうぞ宜しくお願いいたします。






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