『ねこに天国はありますか』
-subs & piano ピアノ字幕-
「物語」と「即興音楽」のコラボレーション、という初めての試み。
それは、ピアノと会話する中で生まれたその瞬間限りの即興音楽と、物語が一体化することで、ピアノに新しい言葉が生まれたかのように感じました。
愛する猫、そして全ての"いのち"に対して伝えたいメッセージを、著者である南部和也先生とお話していて誕生した物語です。
選曲はもちろんですが、鍵となるのが、言葉の出る字幕タイミングでした。
それはやはり演奏と同じで、ほんの少しの音とのタイミングで、意味や、印象、伝えたいものがうんと変わってしまうことを体感していました。
音楽と物語が一体となってメッセージを届ける上で、最も大切な部分だったと思います。
やってみたい!と感じて、さらりと取り組み始めた作品でしたが、完成に至るまでには、あまりの奥深さに愕然としてしまい・・
途中で何度も挫けそうになってしまったほどです。
誰もに訪れる"いのち"との出会いと別れ。
愛するが故、哀しい想いをした経験はあるのではないでしょうか。
でも、心の中にずっと生きている。
そして、その想いが繋がってゆく物語です。
この作品が誰かの心の灯になれたなら、とても幸せです。
『ねこに天国はありますか』最終回
5/24 22:00公開